「Let's Get Wicked!」完全ガイド──香港ディズニーのハロウィンショーを120%楽しむ方法

ディズニーパークのハロウィンイベントと聞いて、あなたはどんな光景を思い浮かべるでしょうか。可愛いハロウィンデコレーション、キャラクターたちの特別な仮装、そしてカボチャやお化けをモチーフにしたスイーツ──きっと、多くの方がそんなイメージを持っているのではないでしょうか。

しかし、香港ディズニーランドのハロウィンは、少し違います。可愛さやホラー要素よりも、「かっこよさ」と「スタイリッシュさ」が際立つ、大人も子供も楽しめる洗練されたイベントなのです。

そして、そのハロウィンイベントの目玉となるのが、期間限定で公演されるミュージカルショー「Let's Get Wicked!」です。

SNSやブログで、「香港のハロウィンショー、最高だった!」という声を目にしたことがある方も多いでしょう。しかし、具体的にどんなショーなのか、どんなキャラクターが登場するのか、どの席で見ればいいのか──詳しい情報を探してもなかなか見つからず、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

私自身も、初めて香港ディズニーのハロウィンを訪れる前は、「Let's Get Wicked!」がどんなショーなのか全く分からず、手探り状態でした。でも、実際に見てみると──その圧倒的なクオリティと、ヴィランズたちの魅力に完全に心を奪われました。

この記事では、「Let's Get Wicked!」を初めて見る方に向けて、ショーの内容、出演キャラクター、楽曲、そして良い席で鑑賞するためのコツまで、体験をもとに詳しくご紹介します。香港ディズニーのハロウィンを計画している方は、ぜひ参考にしてください。

「Let's Get Wicked!」とは?──香港ディズニーならではのハロウィンショー

「Let's Get Wicked!」は、香港ディズニーランドのハロウィンイベント期間限定で公演される、ミュージカル形式のステージショーです。

基本情報

公演時期:ハロウィンイベント期間中(例:2025年は9月19日〜11月2日)

公演場所:通常は「フェスティバル・オブ・ザ・ライオン・キング」を上演している屋内シアター

所要時間:約30分

ショー内容:ディズニー映画に登場するヴィランズ(悪役たち)が主役の、歌・ダンス・照明・アクロバットを融合させた本格ステージ

「怖くない」ハロウィンの魅力

香港ディズニーのハロウィンは、いわゆるホラー要素よりも、スタイリッシュでかっこいい世界観が特徴です。血や恐怖で驚かせるのではなく、美しく、力強く、そして時にはユーモラスに──ヴィランズたちの魅力を最大限に引き出した演出が楽しめます。

そのため、「ホラーは苦手」「怖いのは嫌だ」という方でも、安心して鑑賞できるのです。むしろ、ヴィランズのかっこよさに魅了され、「こんなにヴィランズって魅力的だったんだ!」と新しい発見をする方が多いでしょう。

なぜこのショーが人気なのか

「Let's Get Wicked!」が多くのゲストから愛される理由は、その圧倒的な完成度にあります。

  • ディズニー映画の名曲を生で楽しめる
  • パフォーマーたちの歌唱力とダンスのレベルが非常に高い
  • 照明や演出が美しく、視覚的にも楽しめる
  • ヴィランズたちのキャラクター性がしっかり表現されている
  • 屋内シアターなので、天候に左右されず快適に鑑賞できる

これらすべてが揃っているからこそ、毎年このショーを楽しみに香港ディズニーを訪れるファンも多いのです。

「Let's Get Wicked!」の魅力──出演キャラクターと明確な構成

このショーの最大の魅力は、出演するヴィランズが明確で、毎年ほぼ同じ構成で安定して楽しめることです。初めて見る方でも、どんなキャラクターが登場するかを事前に知っておけば、より深く楽しめます。

ショー本編では、5人のヴィランズが中心となって登場し、それぞれに見せ場となる楽曲が用意されています。流れが非常に分かりやすく、「今は誰のパートかな」と理解しながら鑑賞できるのも、このショーの優れた点です。

ショーの流れと歌われる楽曲

ショーはまず、
観客をヴィランズの世界へと誘う
大道芸人(語り部)のようなキャラクターからスタートします。

そこから、ヴィランたちが一人ずつ登場していきます。

ショーの流れと登場キャラクター──それぞれの見どころ

ここからは、ショーの流れに沿って、各キャラクターの登場シーンと楽曲を詳しくご紹介します。

オープニング:語り部が招く、ヴィランズの世界

ショーはまず、観客をヴィランズの世界へと誘う、大道芸人のような語り部キャラクターからスタートします。彼らのパフォーマンスで会場の雰囲気が一気に盛り上がり、「これから何が始まるんだろう」というワクワク感が高まります。

そして、そこから、ヴィランズたちが一人ずつ登場していきます。

1. アースラ(Ursula)──圧倒的な美声で始まる幕開け

登場映画:『リトル・マーメイド』
楽曲:「Poor Unfortunate Souls(哀れな人々)」

最初に登場するのは、海の魔女アースラです。

紫色の照明と幻想的な演出の中、アースラの美しくも迫力ある歌声が響き渡ります。映画で印象的だった「哀れな人々」を中心としたパートが披露され、観客は一気にショーの世界へと引き込まれます。

アースラのコスチュームも素晴らしく、触手を思わせる衣装や、ダイナミックな動きが目を引きます。ショーの幕開けにふさわしい、華やかさと迫力を兼ね備えた登場シーンです。

2. ドクター・ファシリエ(Dr. Facilier)──妖しくダークな世界観

登場映画:『プリンセスと魔法のキス』
楽曲:「Friends on the Other Side」

続いて登場するのが、ブードゥー教の魔術師、ドクター・ファシリエです。

映画の中で印象的だった「契約」のシーンを思わせる演出で、運命を操る魔術師の妖しさが全面に出ています。パフォーマーたちの完成度の高いアクロバティックなダンスが繰り広げられ、ダークで不気味ながらも、どこか引き込まれる魅力があります。

楽曲「Friends on the Other Side」は、ジャズ調のリズムとファシリエの独特な歌い方が特徴的で、一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。このパートは、ショー全体の中でも特に「大人向け」の雰囲気が強く、妖しい世界観に酔いしれることができます。

3. マレフィセント(Maleficent)──威厳と美しさの象徴

登場映画:『眠れる森の美女』
楽曲:「Once Upon a Dream」(世界観を感じさせる演出)

次に登場するのが、ディズニーヴィランズの中でも特に人気の高いマレフィセントです。

幻想的な照明とともに、威厳のある歌声が響き渡ります。派手なアクションやダンスではなく、静かで美しく、そして圧倒的な存在感を放つ──それがマレフィセントのパートの魅力です。

「Once Upon a Dream」をベースにした演出は、夢と悪夢が交錯するような幻想的な雰囲気で、観客を魅了します。照明の使い方も素晴らしく、マレフィセントの黒と紫のコスチュームが、光の中で美しく浮かび上がります。

ショー全体の中でも、最も「美しさ」が際立つシーンと言えるでしょう。

4. マザー・ゴーテル(Mother Gothel)──皮肉とユーモアが交錯

登場映画:『塔の上のラプンツェル』
楽曲:「Mother Knows Best」

続いて登場するのが、ラプンツェルを塔に閉じ込めたマザー・ゴーテルです。

このパートの最大の特徴は、実際にゲスト1人がステージに招かれる参加型の演出があることです。選ばれたゲストは、ゴーテルの「娘」役として、ステージ上でやり取りを楽しめます。

「母とは何か」を皮肉たっぷりに語るゴーテルの演技は、ユーモラスでありながらも、どこか不気味さを感じさせます。楽曲「Mother Knows Best」は、映画でも印象的だったシーンを再現しており、ゴーテルの過保護で支配的なキャラクターがよく表現されています。

他のヴィランズとは少し違った、コミカルで軽妙な雰囲気が楽しめるパートです。

5. ガストン(Gaston)──力強く楽しいフィナーレへ

登場映画:『美女と野獣』
楽曲:「Gaston」

ショーの終盤を盛り上げるのが、『美女と野獣』のガストンです。

力強く、コミカルで、そして観客を楽しませることに長けたガストンの登場で、会場の雰囲気は一気に明るくなります。おなじみの楽曲「Gaston」が披露され、パフォーマーたちの迫力あるダンスと歌声で、ショーは最高潮へと向かいます。

ヴィランズのショーでありながら、最後は楽しく、エネルギッシュに締めくくられるのも、「Let's Get Wicked!」ならではの魅力です。観客も思わず手拍子をしたくなる、盛り上がりに満ちたフィナーレとなります。

セリフは英語+広東語、歌はすべて英語──でも安心して楽しめる

「海外のショーって、言葉が分からないと楽しめないのでは?」と心配される方もいるでしょう。しかし、「Let's Get Wicked!」は、言語が分からなくても十分に楽しめる構成になっています。

言語構成

  • セリフ部分:英語と広東語が交互
  • 歌唱パート:すべて英語

セリフが広東語だと分からないこともありますが、英語のセリフも多く、さらに重要なのは、ストーリーが演出と楽曲で直感的に理解できるという点です。

曲を知っていれば十分楽しめる

「Poor Unfortunate Souls」「Friends on the Other Side」「Mother Knows Best」「Gaston」──これらはすべて、ディズニー映画の有名な楽曲です。映画を見たことがある方なら、曲が流れた瞬間に「あ、このシーンだ!」と分かるはずです。

そして、曲とキャラクターを知っていれば、言葉が完全に理解できなくても、十分にショーの世界観を楽しめます。むしろ、音楽と演出、そしてパフォーマーたちの表現力によって、言葉を超えた感動を味わえるのが、このショーの素晴らしいところです。

前方席を狙うならDPA(ディズニー・プレミア・アクセス)を活用

「Let's Get Wicked!」は人気が高いショーなので、良い席で見たい場合は、戦略的に動く必要があります。特に、前方席を狙うなら、DPA(ディズニー・プレミア・アクセス)の利用を検討すると良いでしょう。

DPAとは?

DPAは、有料で購入できる優先入場システムです。これを購入すると、一般入場よりも先に会場へ入ることができます。

DPA=前方席確約ではない

ここで重要な注意点があります。DPAは、「前方席を保証する」ものではありません。

DPAで得られるのは、以下の権利です。

  • 一般入場よりも先に会場へ入れる
  • その中で、自分で好きな席を選べる

つまり、DPAを購入していても、到着が遅れると前方席が埋まってしまう可能性があります。

DPA利用でも「30分前行動」が基本

前方席を確実に狙いたい場合は、以下の2つが揃って初めて「好位置」を選べます。

  1. DPAを購入
  2. 開演30分前までに会場に到着

この両方を満たすことで、他のDPA利用者よりも先に入場し、最前列やセンター席など、好きな場所を選べる確率が高まります。

座席は360度ステージ──席選びの考え方

「Let's Get Wicked!」は、360度型のステージで、客席は4方向に配置されています。そのため、「正面」という概念があまりなく、どの方向からでも違った魅力を楽しめるのが特徴です。

席選びの目安

表情・歌重視
→ ステージに近い前方席がおすすめ。パフォーマーの表情や歌声をじっくり楽しめます。

全体演出・照明重視
→ 中央寄りで、少し引いた位置がおすすめ。ステージ全体の動きや照明の美しさを俯瞰で楽しめます。

迫力重視(アースラ・ガストン)
→ 前方席(方向はどこでもOK)。キャラクターが近くに来たときの迫力は圧巻です。

どの席でも楽しめる設計

大切なのは、どの席でもショーの完成度は非常に高く、「失敗した」と感じることはほとんどないということです。前方席でなくても、後方席でも十分に楽しめます。

360度ステージという特性上、パフォーマーたちは常にぐるりと回りながら演技をするため、どの席からでも見せ場があります。「前方席が取れなかったから残念」と思う必要はありません。

DPAは必要?──向いている人・向いていない人

DPAがおすすめな人

  • 絶対に前方席で見たい
  • 写真や動画の雰囲気を重視したい
  • 初鑑賞で後悔したくない
  • パフォーマーの表情や細かい演技を楽しみたい

DPAなしでも楽しめる人

  • 席に強いこだわりはない
  • 中段〜後方でもOK
  • とにかくショー内容を楽しみたい
  • ショーの全体像や照明演出を重視したい

実際のところ、DPAなしでも十分に楽しめるショーです。予算やスケジュールと相談して、自分に合った方法を選びましょう。

鑑賞のコツ──より楽しむための事前準備

1. 映画を予習しておく

登場するヴィランズの映画を事前に見ておくと、楽曲やキャラクターの背景が分かり、より深く楽しめます。特に以下の作品はおすすめです。

  • 『リトル・マーメイド』(アースラ)
  • 『プリンセスと魔法のキス』(ドクター・ファシリエ)
  • 『眠れる森の美女』(マレフィセント)
  • 『塔の上のラプンツェル』(マザー・ゴーテル)
  • 『美女と野獣』(ガストン)

2. 楽曲を聴いておく

ショーで歌われる楽曲を事前に聴いておくと、「あの曲だ!」という喜びが倍増します。YouTubeやストリーミングサービスで簡単に聴けるので、旅行前に予習しておくと良いでしょう。

3. 早めに会場へ

DPAを使わない場合でも、開演30〜40分前には会場に到着しておくことをおすすめします。早く入場できれば、それだけ前方のみやすい席を選べる確率が上がります。

まとめ──香港ディズニーのハロウィンで絶対に見るべきショー

「Let's Get Wicked!」は、香港ディズニーランドのハロウィンイベントで絶対に見逃せない、圧倒的なクオリティのミュージカルショーです。

  • ヴィランズたちの魅力が最大限に引き出されている
  • 歌・ダンス・照明すべてがプロフェッショナル
  • 怖くないので、誰でも安心して楽しめる
  • 言葉が分からなくても、十分に感動できる

ハロウィン期間に香港ディズニーランドを訪れるなら、このショーは必見です。ヴィランズの新しい魅力に気づき、「悪役って、こんなにかっこよかったんだ!」と感動すること間違いなしです。

ぜひ、香港ディズニーのハロウィンで、「Let's Get Wicked!」を体験してみてください。きっと忘れられない思い出になるはずです


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