WDWはきつい?実際に体験して分かった、体力・時差・暑さの本当の話
私自身、5歳の頃に初めてWDWを訪れたときのことを今でも鮮明に覚えています。ずっとベビーカーのようなストローラーに乗ってパークを回っていたのに、それでもしんどくてうつらうつらしていました。あの頃の記憶は、楽しかったという思い出と同じくらい、「とにかく疲れた」という感覚が残っています。
この記事では、WDWを実際に体験した立場から、多くの方が感じる「きつさ」の正体と、それにどう向き合えばいいのかを正直にお伝えします。不安を抱えている方にこそ読んでいただきたい内容です。
まず結論から:WDWは確かにきついけれど、準備次第で大丈夫
先にお伝えしておくと、WDWは決して「楽な」旅行先ではありません。体力的にも精神的にも、それなりの覚悟が必要な場所です。でも同時に、事前にどんな大変さがあるのかを知っていれば、そのほとんどは対策できるものばかりなんです。
「知らずに行って後悔する」のか、「分かった上で楽しむ」のか。この違いが、旅の満足度を大きく左右します。
WDWの規模感を知っておこう:東京ディズニーリゾートとは別物
まず理解しておきたいのは、WDWと東京ディズニーリゾートは、規模がまったく違うということです。
東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積は約100ヘクタール。それに対してWDWは、なんと約11,000ヘクタール。山手線の内側がすっぽり入ってしまうほどの広さがあります。
WDWには4つのテーマパーク(マジックキングダム、エプコット、ハリウッドスタジオ、アニマルキングダム)があり、それぞれが東京ディズニーランドに匹敵する、あるいはそれ以上の規模を持っています。つまり、「ディズニーランドが4つある」ような感覚なんです。
この規模感を理解せずに、東京ディズニーリゾートの感覚で「朝から晩までフルに楽しもう」と思うと、体力的にかなり厳しい状況に陥ります。
体力面の大変さ:1日2万歩以上は当たり前
WDWで多くの人が最初に直面するのが、圧倒的な移動量です。スマートフォンの歩数計を見ると、1日で2万歩から3万歩を超えることは珍しくありません。
たとえばマジックキングダムでは、エントランスからシンデレラ城まで歩くだけで、東京ディズニーランドのエントランスからイッツ・ア・スモールワールド付近まで歩くのと同じくらいの距離があります。そこからアトラクションを回り始めると、さらに歩く距離は増えていきます。
しかも大変なのはパーク内だけではありません。WDWのホテルは、それ自体がひとつの街のような規模を持っています。ホテルのエントランスから自分の部屋まで、徒歩で10分以上かかることも珍しくありません。レストランやプールに行くのも、かなりの距離を歩くことになります。
パークとホテルの移動も、バスで20分から30分かかることがあります。「ちょっとホテルに戻って休憩しよう」と思っても、往復で1時間以上かかってしまうこともあるんです。
私が5歳のときにストローラーに乗っていたのも、こうした距離を考えれば納得です。大人でも疲れるのに、小さな子どもが歩き続けるのは本当に大変なことなんですよね。
3日目以降に疲労が一気に来る
WDWを訪れる多くの人が口を揃えて言うのが、「3日目あたりから急に疲れが出る」ということです。
初日は興奮と期待で体が動きます。2日目もまだアドレナリンが出ています。でも3日目になると、足の疲労、筋肉痛、そして精神的な疲れが一気に押し寄せてきます。「もういいや」「ホテルでゆっくりしたい」という気持ちになってしまう方も少なくありません。
これを避けるためには、無理に全部回ろうとしないこと、そして休憩を前提としたスケジュールを組むことが大切です。連続でパークに行くのではなく、間にホテルでゆっくり過ごす日を挟むのも有効な方法です。
時差の大変さ:想像以上につらい14時間のズレ
日本からフロリダまでの時差は約14時間。これは体感として、かなりきついものがあります。
到着してからの数日間は、早朝なのに目が冴えて眠れなかったり、昼間なのに強烈な眠気に襲われたり、食事の時間感覚が完全に狂ってしまったりします。体が「今は夜中だ」と思っているのに、外は明るくてパークは賑わっている。この違和感が、想像以上に体力を削ります。
特に厳しいのが、到着後2日目から3日目あたりです。移動の疲れと時差ボケが重なり、パークで歩き回る体力と、フロリダの暑さが加わると、「楽しいはずなのに、とにかくしんどい」という状態になりやすいんです。
私が幼い頃にストローラーでうつらうつらしていたのも、きっと時差ボケの影響が大きかったのだと思います。子どもは大人以上に時差の影響を受けやすいですから。
時差対策で大切なこと
時差ボケを完全に避けることは難しいですが、影響を軽減することはできます。
到着日は無理にパークに行かず、ホテルでゆっくり過ごすのがおすすめです。最初の2日間は、パークでの滞在時間を短めに設定して、体を慣らしていくことも大切です。
また、夜のショーやパレードは素晴らしいものですが、時差ボケで疲れている時期は無理に見ようとせず、体調を優先することも選択肢のひとつです。途中でホテルに戻って昼寝をするのも、決して「もったいない」ことではありません。特にお子さん連れの場合は、無理は本当に禁物です。
暑さの大変さ:フロリダの気候は想像以上
WDWを訪れる多くの人が口を揃えて言うのが、「暑さが想像以上だった」ということです。
特に5月から9月にかけては、気温が30度を超えるのは当たり前。しかも湿度が高く、日本の真夏よりも過酷に感じることがあります。夕方になるとスコールのような激しい雨が降ることも多く、濡れた後に冷房の効いた室内に入ると、体温調節が難しくなります。
「冬なら涼しいでしょ」と思われるかもしれませんが、フロリダの冬は予想外に暖かいんです。日中は半袖で過ごせる日も多く、思った以上に体力を消耗します。その一方で、朝晩は冷え込むこともあるため、体調管理がとても難しくなります。
暑さ対策のポイント
暑さに対処するためには、朝の涼しい時間帯と夜の時間帯を中心にパークを回るのがおすすめです。日中の最も暑い時間帯は、屋内アトラクションを楽しんだり、レストランでゆっくり食事をしたり、ホテルに戻って休憩したりするのが賢明です。
水分補給は「喉が渇いたな」と思ってからでは遅いです。こまめに、意識的に水を飲むようにしましょう。WDWでは、水は無料でもらえる場所も多いので、遠慮せずに利用してください。
情報量の多さと判断疲れ:精神的な疲労も
WDWは楽しい場所ですが、同時に情報量が膨大で、常に何かを決めなければいけない場所でもあります。
どのパークに行くか、どのアトラクションに乗るか、どこで食事をするか、ライトニングレーンをどう使うか。公式アプリを使いこなしながら、リアルタイムで判断を続けなければいけません。
この「決めること」の連続が、思った以上に精神的な疲労を生みます。特に、完璧に楽しもうとする方ほど、この判断疲れに陥りやすい傾向があります。
完璧を目指さないことの大切さ
WDWには、1週間滞在しても回りきれないほどのアトラクションやショー、レストランがあります。すべてを体験することは、物理的に不可能です。
ですから、「全部体験しなくてもいい」と最初から割り切ることが大切です。事前に「これだけは絶対に体験したい」というものを3つか4つ決めておいて、あとは流れに任せる。そのくらいの心の余裕があったほうが、結果的に楽しめることが多いんです。
それでもWDWは「最高」だと思う理由
ここまで読んで、「やっぱりWDWは大変そうだな」と思われたかもしれません。正直に言うと、WDWは決して楽な場所ではありません。
でも、それ以上に、WDWには他では味わえない魅力があります。
圧倒的な世界観。足を踏み入れた瞬間から、まるで本当に別の世界に来たかのような没入感。何日いても足りないと感じるほどのボリューム。そして、細部まで作り込まれた、ディズニーの本気を感じられる体験。
「きついけど、また行きたい」と多くの人が思うのは、そうした魅力があるからです。私自身、5歳のときはしんどかった記憶が強いですが、それでもWDWの記憶は特別なものとして心に残っています。
どんな人が特に大変に感じやすいか
WDWが特に大変だと感じやすいのは、次のような方です。
初めての海外旅行で、かつ初めてのディズニーパークという方は、慣れない環境と規模の大きさに圧倒されやすいです。短期間ですべてを回ろうとする方も、体力的に厳しくなりがちです。暑さに弱い方、長時間歩くのが苦手な方、睡眠不足になりやすい方も、注意が必要です。
逆に言えば、余裕を持った日程を組める方、期待値を適切に調整できる方、「すべてを楽しまなくてもいい」と思える方にとっては、WDWは一生の思い出になる素晴らしい場所です。
最後に:「きつさ」を知っていれば、怖くない
WDWは確かに、体力的にきつく、時差がつらく、暑さが厳しい場所です。でもそれは、事前に知っていれば対策できる「きつさ」なんです。
無理のない計画を立てて、休憩を大切にして、すべてを完璧にこなそうとしない。そうした心構えがあれば、WDWの魅力を存分に味わうことができます。
「WDWはきついかな」と不安に思っている方こそ、ぜひその不安を事前準備に変えてください。きっと、素晴らしい体験が待っていますから。
.png)