ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ宿泊レビュー|広い部屋と静かな雰囲気が魅力
香港ディズニーランドの3つの公式ホテルの中で、最も新しく、最も敷地が広いのがエクスプローラーズ・ロッジです。「探検家のロッジ」というテーマ通り、館内には冒険心をくすぐる装飾やアートがあふれていて、ディズニーの世界観に浸りながら快適に過ごせるホテルでした。
実際に南アメリカエリアのスタンダードルームに宿泊して感じた、部屋の広さ、設備の使いやすさ、細かな気配りまで、写真付きで詳しくレポートします。これから宿泊を検討している方の参考になれば嬉しいです。
エクスプローラーズ・ロッジの特徴と宿泊エリア
香港ディズニーで最も広いホテル
エクスプローラーズ・ロッジは、香港ディズニーランドの公式ホテルの中で最も敷地が広く、2017年に開業した比較的新しいホテルです。「探検家」をテーマにしたこのホテルは、4つの異なる地域をイメージした宿泊エリアに分かれています。
宿泊エリアは、オセアニア、アジア、アフリカ、南アメリカの4つ。それぞれのエリアで内装やアートが少しずつ異なるため、宿泊する場所によって違った雰囲気を楽しめるのが特徴です。
エキスプローラーズロッジは、で最も敷地が広いホテルです。
南アメリカエリアの客室
今回私が宿泊したのは、南アメリカエリアの駐車場側の部屋でした。このホテルは3階にロビーがある構造になっているため、3階の客室ならエレベーターを使わずに移動できるのが便利でした。チェックイン後、重いスーツケースを持ってエレベーター待ちをする必要がなく、そのまま部屋へ直行できたのはありがたかったです。
ホテル全体が広いため、部屋の場所によってはロビーまで3〜5分ほど歩くこともあります。これは後で詳しく触れますが、「広すぎる」というのは便利な反面、少し疲れる部分でもありました。
広さと使い勝手
部屋の広さは約30平方メートル。東京のホテルと比べるとかなり広く感じました。スーツケースを3つ広げても余裕があり、2人で滞在するには十分すぎるスペースです。
家族連れやグループで来ている人も多いホテルですが、この広さなら3〜4人でも快適に過ごせそうです。動線もよく考えられていて、ベッドエリア、デスクエリア、バスルームエリアがそれぞれ独立しているような配置になっていました。
ベッド周りの快適さと充電設備
クイーンサイズベッドが2台

ヘッドボードのミッキー&ミニー
充電設備が超便利
ベッドの間にある電話台には、Type-C、Lightning、Micro USBの3タイプが1本にまとまった充電ケーブルが用意されていました。これが本当に便利で、iPhoneもAndroidも、どんなデバイスでもこのケーブル1本で充電できます。旅行中は充電ケーブルを忘れがちですが、これなら安心です。
さらに、ベッドの両サイドにあるベッドボードの下にはUSBポートも設置されています。コンセントは使えないようになっていますが、USBポートがあるだけで十分でした。スマホを充電しながら寝るのに最適な位置です。
右サイド
ベッド左サイド
バスルームとアメニティ
シャワーブースのみのバスルーム
RITUALSのアメニティ
香港ディズニーのホテルでは、アメニティは基本的に有料です。歯ブラシやヘアブラシなどは持参する必要がありますが、その代わりにRITUALS(リチュアルズ)というブランドのシャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されていました。
RITUALSは高級感のある香りで、使い心地も良かったです。洗面台にはハンドウォッシュとハンド&ボディローションもあり、手を洗うたびに良い香りがして気分が上がりました。
ドリンクコーナーと冷蔵庫
ウォーターサーバーが便利
洗面スペースの向かいにはドリンクコーナーがあります。水のペットボトルは置いていませんが、ウォーターサーバーから水やお湯が出てきます。お湯の温度は45℃、85℃、95℃の3段階から選べるため、お茶を入れるのにもカップ麺を作るのにも便利です。
ただし、ある程度の水の量がないとお湯が出てこない仕様になっています。最初に使った時、カップに少量しか入れなかったため、お湯ボタンを押しても反応しませんでした。たっぷり水を入れるか、もし補充が必要ならフロントに電話すればすぐに対応してもらえます。
ネスプレッソとお茶
ネスプレッソマシンも用意されていて、デカフェのカプセルもありました。使い方は少し難しく感じましたが、一度覚えれば問題ありません。引き出しの中には紅茶やジャスミン茶も入っていたので、朝はコーヒー、夜はお茶と使い分けて楽しみました。
冷蔵庫は空で自由に使える
ドリンクコーナーの下には冷蔵庫があり、中身は空なので自由に使えます。パークで買ったペットボトルやお土産のチョコレートを冷やしておくのに便利でした。コンビニで買った飲み物を入れておけるのは、長期滞在には嬉しいポイントです。
収納スペースとクローゼット
大きなクローゼット
部屋には大きなクローゼットがあり、ハンガーが10個かかっています。そのうち3つはボトムピンチ付きで、パンツやスカートも吊るせます。3〜4泊程度の滞在なら、衣類を全部掛けて収納できるので、スーツケースを開け閉めせずにすみました。
クローゼットの下にもスペースがありますが、ここにはスリッパなどが入っています。自分の荷物を置くスペースはあまりないので、大きな荷物はスーツケースのまま部屋に置いておく形になります。バスローブもあります。
テレビ台の下の収納
テレビ台の下にも収納スペースがあり、金庫や予備の枕が入っています。枕が入っている引き出し以外は空いているので、服やすぐに取り出したい小物を入れておくのに便利でした。
細かい設備とサービス
デスクと椅子
デスクには椅子が2つ用意されていて、2人でテイクアウトした食事を食べるのにちょうど良いサイズでした。広げたパソコンと飲み物を置いても余裕があり、仕事をするにも十分なスペースです。
テーブルの上には、探検家ミッキーがデザインされた可愛いメモ帳と、ホテル内で使えるクーポンなどが入った封筒が置いてありました。こういう細かい演出が嬉しいですね。



全身鏡
ドアの近くには全身鏡があり、出かける前に身だしなみをチェックするのに便利でした。2人同時にチェックできる大きさなので、朝の準備も効率的にできます。
宿泊した部屋はコネクティングルームだったのでもう一つ扉もありました。
Wi-Fi環境
ホテルのWi-Fiは、ネットワークを選択して接続するだけで使えます。パスワード入力も不要で、チェックイン時に部屋番号と紐づけられているようでした。
速度は、夜の時間帯は少し遅く感じることもありましたが、それ以外は全く問題なし。動画を見るのもSNSに写真をアップするのも、サクサク快適でした。
実際に泊まって良かった点・気になった点
良かった点
部屋がとても広くて快適でした。スーツケース3つを広げても全く窮屈さを感じず、ゆったりと過ごせます。収納や設備も使いやすく、特に充電ケーブルが3タイプ対応なのは本当に便利でした。探検家テーマの世界観が細部まで作り込まれていて、部屋にいるだけでもディズニーの雰囲気を楽しめたのも良かったです。
ベッドの寝心地が良く、朝までぐっすり眠れたのも高評価。パークで疲れた体をしっかり休められるのは、ホテル選びの重要なポイントだと思います。
気になった点
ホテルが広すぎて、部屋によってはロビーまで遠いのが少し気になりました。私の部屋は南アメリカエリアの端の方だったので、ロビーやレストランまで3〜5分かかりました。朝食やチェックアウトの時は、時間に余裕を持って行動した方が良いです。
ウォーターサーバーのお湯が出ないことがあるのも、最初は戸惑いました。ある程度の水の量がないと作動しない仕組みのようで、少量だとボタンを押しても反応しません。これはフロントに電話すれば補充してもらえますが、説明書きがあると親切だなと思いました。
あと、アメニティが有料なので、歯ブラシやヘアブラシは持参する必要があります。これは香港ディズニーの全ホテル共通のルールですが、忘れると困るので注意してください。
まとめ:こんな人におすすめ
エクスプローラーズ・ロッジは、広くて快適な部屋でゆったり過ごしたい人、ディズニーの世界観を存分に楽しみたい人におすすめのホテルです。設備も新しく、清潔感があり、細かい部分まで配慮が行き届いています。
家族連れやグループ旅行にも最適で、部屋の広さは東京のホテルと比べても段違いです。3つの公式ホテルの中では価格も比較的手頃なので、コストパフォーマンスも良いと感じました。
ホテルが広いため、ロビーまで少し歩くこともありますが、それを差し引いても十分満足できるクオリティです。次回香港ディズニーに行く時も、また泊まりたいと思えるホテルでした。
これから香港ディズニー旅行を計画している方は、ぜひエクスプローラーズ・ロッジも候補に入れてみてください。冒険心をくすぐられる素敵なホテルで、きっと特別な思い出が作れるはずです。









































