【体験レポ】日本からでも行ける!ディズニークルーズ「ウィッシュ号」乗船までの完全ガイド

 

2024年春、念願だったディズニークルーズライン「ウィッシュ号(Disney Wish)」に乗ってきました!今までのディズニークルーズとは全く違う新しくて大きな船。ディズニープリンセスをテーマにした夢のようなビジュアルのロビー。絶対乗りたい!と思ってずっと心待ちにしていました。想像よりもさらに大きな船の中では、期待以上の美しい空間が広がっていました。レストランもショーも一新していて、新たなディズニークルーズ体験ができました。

この記事では、日本から出発してウィッシュ号に乗るまでの流れや気になる費用などを自分の体験をベースにわかりやすくまとめました。初めての方や検討中の方の参考になればうれしいです!

ウィッシュ号ってどんなクルーズ?

ディズニークルーズライン5隻目の新しい客船で、2022年に就航したばかりです。
出港地はアメリカ・フロリダ州のポートカナベラル。WDWから車で1時間ほどの場所です。
3泊または4泊で、バハマやディズニーのプライベートアイランド「キャスタウェイ・ケイ」や「ルックアウト・ケイ」に寄港します。4泊ではどこにも寄港しない航海日があ理、さらに船を満喫できます。

  • 3泊コース:乗船→ナッソー(バハマ)→キャスタウェイ・ケイ(ルックアウト・ケイ)→帰港

  • 4泊コース:上記+もう1日“終日航海日”

Disney Wish


日本からの行き方

ディズニー・ウィッシュ号が発着するのはフロリダ州オーランドにある「ポートカナベラル」。日本からの直行便はなく、アメリカ主要都市での乗り継ぎが必須です。代表的なルートと、それぞれの特徴を整理しました。

フライトの乗り継ぎパターン

やったことがある乗り継ぎパターンです。値段や時期によって選ぶことが多いです。ANAかJALが良ければロサンゼルスやワシントンやシカゴが多いと思います。
また、フロリダに深夜についたり、昼頃についたりとそれぞれの便によってかなり違います。自分の旅程に合う便を選ぶのが大事です。おすすめは夜くらいに着く便です。そのままねれるので時差ボケ対策にもなります。昼頃についても太陽が出ているので眠くはなりませんでした。
  • ダラス/ヒューストン(アメリカン航空・ユナイテッド航空)
    ・メリット:便数が多く、乗継時間の選択肢が多い。フロリダまで近い。
    ・デメリット:入国審査が混雑しやすく、乗継に余裕が必要

  • シカゴ(ユナイテッド航空)
    ・メリット:比較的安価なチケットが見つかりやすい
    ・デメリット:冬は雪の影響で遅延・欠航リスクがある。フロリダまで少し遠い。

  • デトロイト/アトランタ(デルタ航空)
    ・メリット:日本からの直行便が安定運航
    ・デメリット:アトランタは空港が巨大で、初めてだと迷いやすい。フロリダまで近い。

  • ロサンゼルス経由(ANA/JAL+アメリカ国内線)
    ・メリット:日本の航空会社利用で機内が快適、安心感あり
    ・デメリット:ロサンゼルス空港の乗継は入国審査が長く、乗継時間を3時間以上見た方が安心です。フロリダまで遠い。

✈ ポイント1:前泊がおすすめ!

長時間フライトのあとは、クタクタになります。
私は空港近くのホテルに1泊してからクルーズへ向かいました。飛行機の遅延や欠航に対応するため前泊することをおすすめします。

空港直結のホテルは高かったので、無料シャトル付きのホテルに。空港の「公衆電話」でシャトルを呼ぶ仕組みでしたが、なんとかなりました!Uberでもそこまでお金がかからない距離だと思いますので、英語が苦手なかたはUberがおすすめです◎

✈ ポイント2:後泊がおすすめ!

ディズニークルーズでは下船日は、14時以降の飛行機を推奨しています。オーランド国際空港は大変混雑しているので、下船日は1泊して、翌日の早朝便で帰国するのをおすすめします。
その際、WDWに向かえば12時くらいからは遊べますし、WDWの公式ホテルだと有料ですが24時間空港に送迎してくれます。

オーランド空港から港(ポートカナベラル)へ

ウィッシュ号が停泊する港「ポートカナベラル」までは、オーランド国際空港(MCO)から車で約1時間です。移動方法はいくつかありますが、旅行スタイルや同行者の人数によって向いている手段が変わってきます。

まず安心感を重視するなら、ディズニークルーズ公式送迎バスが最適です。空港で荷物を預ければそのまま港まで運んでくれるので、初めてのクルーズや小さなお子様連れでも安心です。

空港からの送迎バスは、朝9時から30分おきくらいに出発していて、安心して使えました。

WDW直営ホテルの場合、ホテルからの出発時間が決まってしまっています。早い時間に港に行きたいという方は、場合によっては空港から出発する方がいいかもしれません。(往復:約70ドル/1人)

次に人気があるのが、Uberやタクシーです。空港に到着したらすぐに出発でき、グループで利用すれば1人あたりの費用も抑えられます。空港周辺のホテルに前泊している場合でもそこからそのまま行けるので、自由度が高いです。ただ、料金はその日・その時間によるので一概に安くなるとは言えないかもしれません。(片道:約100〜150ドル)

観光を絡めたいなら、レンタカーも良い選択肢です。私は港に行く前にケネディ宇宙センターに寄ってから向かったこともあります。アウトレットに寄ってから行ったこともあります。ただしアメリカでの運転に慣れていない方にはハードルが高く、返却や給油、駐車場の手間も考慮する必要があります。返却と給油がかなりややこしいので、ある程度英語が理解できる人におすすめします。(1日:約50〜80ドル(車種による))

オーランド空港〜ポートカナベラル

実際のスケジュール

今回の旅は「ディズニークルーズ・ウィッシュ号 3泊4日」と「ウォルト・ディズニー・ワールド 6泊」を組み合わせた、合計9泊11日のプランです。正直、クルーズは3泊だと少し物足りなく、WDWも6泊ではまだ遊び足りないくらいでした。
 
日程 内容
1日目 日本出発(羽田→ワシントン→オーランド)空港周辺ホテル泊
2日目 ポートカナベラルから出航(ウィッシュ号乗船)
3日目 バハマ寄港(夜はパイレーツナイト)
4日目 キャスタウェイ・ケイ寄港
5日目 下船
6〜9日目 ウォルト・ディズニー・ワールド滞在
10〜11日目 オーランド→ニューヨーク→羽田 帰国

費用の目安(1人あたり) 大人3人で旅行したので、割り勘にすると一人あたり約65万円。ただしお土産や食事を含めると最終的には100万円近くになりました。
 
項目 金額目安 備考
クルーズ代 約15万円 税・チップ込み、インサイドルーム(窓なし)、大人3人利用
航空券 約25万円 羽田⇔オーランド往復
WDWホテル+チケット 約25万円 6泊+マルチデーパス
食事・お土産・交通費 約20万円 人によって大きく変動

クルーズは最も安い部屋を予約して、最も安い3泊クルーズでこの価格でした。バハマクルーズは割高な印象です。航空券もそのとき最も安い航空券を選びました。GWなのでこれくらいの価格です。最もやすく時では16〜18万円くらいでいけるそうですが、休みづらい時期なのでその値段ではなかなか行けません。
WDWホテルも安めのポップセンチュリーリゾートを利用しました。チケットはパークホッパーなので少しお高めですが5日券を買ったので1日あたりは安くなったと思います。最近の1日券は2万円します。

クルーズ当日|港での手続き〜乗船まで

出港日の朝は空港に戻ってそこから港に向かいました。流れはこんな感じでした:

  1. バス乗車前のチェックイン時に、パスポート&予約確認

  2. 港に到着後、セキュリティチェック(空港みたいな)

  3. 空港のゲート前みたいなラウンジで待機(乗船グループごとに案内)

  4. 順番が来たら、再度予約をチェックしてミッキー型のトンネルを抜けて乗船。

  5. 乗船するときにキャストが名前を呼んでくれます!「〇〇ファミリー〜〜〜!!!」っていってくれるとテンションがとても上がります!

ミッキー型のトンネル


ウィッシュ号で楽しめる特別体験

ディズニークルーズの魅力は、船内でしか味わえない特別な演出です。ウィッシュ号では最新のテクノロジーとディズニーらしい演出が組み合わさり、大人も子どもも夢中になれる体験がたくさん用意されています。

アレンデールでの「フローズンダイニング」

「アナと雪の女王」の世界を再現したレストランでは、エルサやアナ、クリストフたちが登場するショーを見ながら食事ができます。まるでアレンデール王国に招かれたような雰囲気で、料理は北欧風のメニューが中心。子どもはもちろん、大人も引き込まれる迫力でした。真ん中にステージがあるので、ステージに近くない席だったの結構見えにくかったです笑

ワールズ・オブ・マーベル

マーベル好きにはたまらない、アベンジャーズのヒーローたちが船内に現れる特別ドラマが見れるレストランです。テーブルにあるスクリーンを使った仕掛けが随所にあり、食事が進むごとにストーリーが展開していきます。私が行った時はアントマンやスパイダーマンが登場し、会場全体が大盛り上がりでした。ドラマがない時はアベンジャーズクイズが開催されていて、その話をして料理が来るのを待っていました。

Worlds of Marvel のメニュー紹介・体験談はこちら

キャラクターグリーティング

ウィッシュ号の船内では、朝から晩までキャラクターグリーティングが行われています。定番のミッキー&ミニーに加え、ディズニープリンセスも登場します。パークよりも待ち時間が短く、ゆっくり写真を撮れるのが大きなメリットです。プリンセスに会えるプリンセスギャザリングは予約必須です。プリンセスギャザリング以外でもグリーティングしていました。私の時の登場プリンセスは、シンデレラ、ラプンツェル、モアナ、ティアナでした。

プール&アクアマウス体験記

ウィッシュ号の目玉アトラクション「アクアマウス」は、最新のウォータースライダーです。ウォータースライダーの途中でアニメーション映像が流れ、物語の中に入り込んだような感覚を味わえます。実際に体験すると想像以上にスピード感があり、何度もリピートしてしまいました。ただ風が強い日は2人じゃないと乗れないので注意です。また、ディズニークルーズ初のインフィニティプールがあります。ここは大人限定のエリアなので大人だけの楽しみです。

夜のショー「ディズニー・シーズ・アドベンチャー」

夜には専用シアターでミュージカル仕立てのショーが上演されます。特に印象的だったのは「ディズニー・シーズ・アドベンチャー」。アリエルやモアナ、ティアナなど海にまつわるプリンセスが登場し、歌声と映像演出に鳥肌が立つほど。クルーズの夜を彩る特別なひとときでした。席は自由席です。


Q&A よくある質問

Q1. 服装・ドレスコードって?
基本的にはカジュアルOKです。ただし、パイレーツナイト(海賊イベント)ではコスチューム持参が盛り上がります!

Q2. 船酔いは?

私は3泊ともまったく酔いませんでした。船自体が大きく、安定感があります。
とはいえ、酔いやすい方は日本から酔い止めを持っていくのがおすすめです。
また、台風のシーズンなどは海が荒れていて酔いやすいです。

Q3. 子連れじゃなくても楽しめる?
むしろ大人が本気で沼る船旅です。
大人限定バーや静かなラウンジ、落ち着いた食事タイムもあって、パークとは違った魅力があります。

Q4.英語が話せなくても大丈夫?

英語を使う場面といえば、毎晩のお食事。レストランのメニューは日本語付き(ただし説明文ではなく“食材名”だけ)ですが、量もどんなものなのかもわからないので、事前にチェックしておくと安心です。レストラン以外はビュッフェ形式なので実物を見ながら選べます。

1923レストランのメニュー紹介はこちら


まとめ:「日本からでも行ける。行ってよかった」

今回のディズニークルーズ「ウィッシュ号」の旅は、まさに海の上に広がる“夢の別世界”でした。実際に乗ってみて感じたのは、「ディズニーが好きなら絶対に一度は体験する価値がある」ということです。

正直、英語に不安はありましたが、クルーの方々はとても親切で、身振り手振りや簡単な英語でも十分にやり取りができました。ショーやレストランも世界観に浸れる演出が中心なので、言葉がわからなくても存分に楽しめます。

クルーズ初心者にとっても安心できるのは「ディズニーだからこそ」。船内の案内やイベントの流れもわかりやすく、子連れや初めての海外旅行でも不安が少ないと感じました。

3泊4日プランは「お試し」には最適でしたが、実際に体験すると「もっと乗っていたかった!」という気持ちに。次はもう少し長い日程で、寄港地観光もゆっくり楽しみたいと思っています。大きな費用はかかりますが、それ以上に得られる体験や思い出は何物にも代えがたいものでした。「行ってよかった」――心からそう思える旅です。

もし迷っている方がいらっしゃったら、まずは短いプランから挑戦してみてください。この記事が、あなたの「いつか行きたい」を「行ってみよう」に変えるきっかけになればうれしいです。


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